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  • 片頭痛とカフェインの関係とは!?

    頭痛

     

    こんにちは! PMSマニア編集部の管理栄養士 石川です。PMS(月経前症候群)の期間に、女性のみなさん片頭痛にお悩みではないですか?片頭痛を引き起こす原因として、コーヒーなどに含まれるカフェインの過剰摂取が挙げられます。この機会に、カフェインの取り方について考えてみましょう!

     

    ■頭痛、片頭痛とは
    頭痛とは、頭部の一部あるいは全体の痛みの総称です。後頭部と首(後頚部)の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱います。頭痛は痛みの起こり方によって、大きく「日常的に起こる頭痛」、「慢性頭痛」、「脳の病気に伴う頭痛(危険な頭痛)」に大別できます。慢性頭痛は、原因となる他の病気がなく、繰り返し起こる頭痛で、大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。今回は、慢性頭痛の片頭痛についてお伝えします。
    片頭痛は、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張することでできる炎症に起因すると考えられています。女性に多く(男性の約3倍)、比較的若い年齢層(10~40代)によく起こります。
    片頭痛には多くの場合、前兆があります。かすみ目や複視(物が、二重に(二つに)見えること)、閃光(きらきらとした稲妻のような光が見える)、まぶしさのなどの症状です。また、吐き気や嘔吐、神経過敏(物事を過度に気にかけること)、気分変動、光過敏症(日光に当たることで、異常な皮膚症状が生じること)が現れることがあります。

     

    ■片頭痛を引き起こす原因物質
    片頭痛は、コーヒーに含まれるカフェインの過剰摂取、ホルモンの変動、天候、明るい光や閃光や蛍光灯、チョコレート、ワイン、チーズ、アスパルテーム(人工甘味料)、および特定の食物に対するアレルギーがきっかけとなって起きることがあります。血糖の異常な抑制(低血糖症)によっても片頭痛が起きることがあります。

     

    ■片頭痛への対策
    食事を変えると、片頭痛の状態がかなり変わることがあります。精白糖の使用を避け、食事を5~6回に分けて少量ずつとると、血糖値の安定に役立ち、片頭痛の回数が少なくなることがあります。繊維の多い食品を選んで摂れば、食事に含まれる糖の吸収が遅くなるという良い効果があります。また、食品添加物も避けたいものです。
    片頭痛はいったん始まると、治す方が予防よりはるかに難しいのです。マグネシウムを1日に300~600mg摂ると、片頭痛の発作、とくに月経前症候群に関係した発作を少なくすることができます。リボフラビン(ビタミンB2、毎日400mg)を摂ると、片頭痛の発生率と症状の出現日数がかなり少なくなると言われています。

     

    ■コーヒーに含まれるカフェインの過剰摂取
    片頭痛を引き起こす原因物質として、コーヒーに含まれるカフェインの過剰摂取だと前述しました。しかし一方で、「片頭痛には、カフェインが効果がある。」ともいわれています。
    カフェインには、血管収縮作用があります。片頭痛は、血管が拡張することにより、引き起こされます。もしカフェインが適量であれば、血管が拡張したことによって引き起こされた片頭痛は、カフェインの血管収縮作用によって緩和されます。つまり、カフェインが過剰摂取されれば、片頭痛を引き起こし、適量であれば、片頭痛を緩和させると、言えます。カフェインの「過剰摂取-適量」には、非常に個人差があるため、それを踏まえ、カフェインを摂取する必要があります。
    海外の情報によると、現在、食品中のカフェインについては、一日摂取許容量(ADI)のような健康への悪影響がないと推定される摂取量は設定されていません。海外のリスク管理機関等の状況では、一日当たりの悪影響のない最大摂取量は、健康な成人で400 ㎎/日。コーヒーに換算すると、コーヒー マグカップ 3 杯(237 ml/杯)です。人によりカフェインの適量は異なるので、コーヒー マグカップ 3 杯を目安に量を変えてみてください。くれぐれも、過剰に飲むことは控えましょう。

     

    ■カフェイン依存症”チェック
    カフェインを摂取しないと、こんなからだの不調が現れる…それは“カフェイン依存症”の可能性もあります。
    カフェインを摂取しない間に以下の症状が1つでも見られる場合は、少しずつカフェインの摂取量を減らしてみましょう。

    ・頭痛が起こる
    ・からだがだるい
    ・頭がぼんやりする
    ・不安になったり気分が落ち込んだりする
    ・嘔吐が起こる
    ・集中力がなくなる
    ・眠気

     

    ■カフェインは女性の敵?
    カフェインはデリケートな女性の体に、さまざまな影響を及ぼします。

    ・肌への影響
    カフェインはシミの原因であるメラニンを拡散させ、シミの発生・拡大を促す作用があります。

    ・冷え
    カフェインは体を冷やす作用があると言われています。そのため、生理前や生理中に、1日何杯も飲むと生理痛を悪化させること、冷え性の原因にもなります。そのため、PMS(月経前症候群)の期間は控えることをおすすめします。

    ・流産の危険
    母体が摂取したカフェインにより、胎盤を通じて胎児へ酸素と栄養素が送られにくくなってしまいます。それゆえ、胎児は低酸素状態となり、発育障害や死亡につながると考えられています。

     

    ■まとめ
    摂取する量により、偏頭痛の原因にもなるカフェイン。カフェインは、知らず知らずのうちに摂取していますので、無理に多く摂る必要はありません。自分なりに、量を調節して偏頭痛を改善しましょう。
    PMS(月経前症候群)の期間は、ホルモンの変動があり頭痛になりやすいため、カフェインは控えてみてくださいね。

    コーヒー


     

    参考資料
    「頭の痛み(頭痛)とは」日本神経学会
    https://www.neurology-jp.org/public/disease/atama_s.html

    「ドクターからの『毎月健康ニュース』2004年11月号:カフェイン中毒」 natumedica
    http://natumedica.tencho.cc/e67790.html#more

    「偏頭痛とカフェインについて」偏頭痛治療情報館
    http://www.learspub.com/self/06.html

    「コーヒーの飲みすぎは危険?カフェイン依存症」知って得するヘルスケア情報
    http://eonet.jp/health/healthcare/health59.html

    「食品中のカフェイン」食品安全委員会 フ ァ ク ト シ ー ト

    「頭痛の種類と分類」頭痛講座
    http://www.sukkirin.com/otherheadache/type.html