PMSの基礎知識

PMSとは

PMSは、女性の心と身体に起きる様々な症状

PMSという言葉を聞いたことがありますか? PMSとは月経前症候群(Premenstrual Syndrome、別名:月経前緊張症)といい、イライラ、頭痛など、女性の心と身体に起きる様々な症状のことを言います。日本ではまだまだ認知されていませんが、海外では治療法も確立しています。

生理2週間前から始まり生理日に終わるPMS

PMSは、月経開始の3~14日前(黄体期と呼ばれる基礎体温の高温期)に発生すると言われています。PMSの症状は、月経開始とともに減ったり消えたりするのが特徴です。そして、また次の月経開始2週間前になると症状があらわれます。

PMSの症状

● 身体的症状

□頭痛、偏頭痛、頭が重い、頭がキリキリする
□下腹部が痛む、お腹が張る
□肌荒れ、ニキビ、アトピーなど皮膚症状が悪化する
□胃痛、吐き気がする
□便秘や下痢になる
□乳房が張る、痛む
□食欲過剰、または食欲減退
□体重が増える

● 精神的症状

□不眠、眠りが浅い、早朝覚醒、朝起きられない、日中も眠い
□ストレス、イライラする、
□他人に八つ当たりしたり、自分の中に抱え込んでしまう
□喧嘩、愚痴、暴力的、攻撃的になる。
□怒りが増える、衝動的になる
□憂鬱、不安になる、悲しい、泣きたくなる
□孤独感を感じる、希望が持てない
□家族でも知らない人でも、他人が嫌になる、人に会いたくない
□何事も面倒になる。頭や体を動かしたくなくなる
□集中力がなくなる、そわそわと落ち着かない
□うっかりミス、物忘れ、失敗が多くなる
□性欲が過剰になる、性欲が無くなる
□疲れが取れない、だるい
□手足や顔がむくむ

※注意 医学的見地に基づく診断ではありません。あくまで参考としてご利用ください。
    症状が気になる方は他の病気の可能性もありますので、まずはかかりつけのお医者様にご相談ください。

PMSの原因

● 黄体期のプロゲステロン(黄体ホルモン)?

実は、まだPMSの発生原因や明確なメカニズムは特定されていません。海外や国内の研究では、女性の排卵~月経前の黄体期に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が脳内物質(GABA)や水分代謝に影響することで、体のバランスが崩れ、精神と体調が不安定になるといわれています。また、その症状によって引き起こされるストレスや緊張、疲労の蓄積により症状が悪化するとも言われています。

PMSの対策方法

● 欧米での対処法

PMS研究の先進国である欧米では、昔から「女性のハーブ」と呼ばれている「チェストツリー」を使ったハーブ療法が盛んです。チェストツリーの成分を抽出したPMS医薬品やサプリメントが多く流通しており、実際に効果があるようです。チェストツリーは女性ホルモンバランスを正常化すると言われており、この効果で、黄体ホルモンの過剰分泌を抑えると言われています。

● 日本での対処法

日本ではまだまだPMSという言葉が知られていないこともあり、商品は数少ないのですが、ゼリア新薬の「プレフェミン」や、医療系サプリ「noi Lサポート」が、チェストツリー(チェストベリー)を使用した【PMS対処サプリ】として販売されています。また、中国漢方成分のサプリメント「命の母ホワイト」「めぐルナ」といった、和漢成分のサプリメントも売れているようです。

●重要なのは、リラックス。溜めこみ過ぎないこと!

まだまだPMSの認知が薄い日本では、生理中の辛さは理解されても、生理前の不快なPMS症状までは周囲の人にはわかってもらえないと言います。PMSは、ストレスや緊張が続いたり疲労が蓄積すると症状が強くなるといわれています。そのため、規則正しい食生活と適度の運動のほかにアロマテラピーなどで心身ともにリラックスすることが重要です。

PMSチェックシート